- 1 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 19:30:19.83 ID:2FpY3uUJO
- 女僧侶「っ、魔物!?」
女勇者「くっ…全員戦闘準備!魔法使い、バイキルトを私と戦士に!」
女魔法「了解っ!」
女戦士「いっくぜぇぇぇ!」
スライム「わ、わぁっ!人間だっ!人間が攻めてきたよぅっ!」
魔物たち「な、なんだってー!よ、よぉし…ここは俺たちの町だ!俺たちで追い返すんだ!」
女勇者「え、ちょ、こんなにぞろぞろと…っ!」
3 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 19:42:24.45 ID:2FpY3uUJO
魔物「戦いのドラムを鳴らせーっ!」
魔物「ベホマズンとベホマラーで回復するんだ!」
魔物「スターキメラは息で、てんのもんばんにピオリムとスカラかけろっ!」
女戦士「え、ちょ、こんなのアリかよっ!?」
女僧侶「あ、諦めちゃだめですよっ!」
魔物「マホトーンっ!」
女勇者
女僧侶『むぐぐっ!?』
女魔法
4 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 19:44:10.08 ID:2FpY3uUJO
魔王「騒がしいな…ん?」
魔物「いけーっ!このまま倒すんだっ!」
女戦士「ちっくしょーっ!魔物なんざ…魔物なんざっ!」
魔王「ちょ、アイツら何でここに!?」
6 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 19:47:49.08 ID:2FpY3uUJO
数日前
女勇者「ギガデインっ!」
ピシャーンッ!!
魔王「くっ…俺の…敗けだ…」
女勇者「魔王、覚悟っ!」
シャラン…ダダッ!!
魔王「フン、俺はここで死ぬ訳にはいかんのでな…ルーラっ!」
女戦士「逃げるのかっ!」
魔王「これも戦法だ…この世界の魔王軍に告ぐ!撤退せよ!この世界から撤退せよ!!」
7 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 19:50:29.58 ID:2FpY3uUJO
女魔法「…あれから確かに、凶悪な魔物はいなくなったわ…」
女戦士「だが、魔王は取り逃がした…」
女僧侶「どうしますか…?」
女勇者「…追おう。ギアガの大穴を、何かが通り過ぎてったって情報がある」
女魔法「…闇の世界…覚悟しないとね」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
19:51:17.21 ID:cGvI2uuY0
魔王ってバラモスっすか?ゾーマっすか?
9 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 19:56:17.46 ID:2FpY3uUJO
どっちでもいいや<魔王
女魔法「覚悟は決めたつもりだったけど…っ」
女勇者「こ、ここまで…」
女戦士「ぐあっ!」
女僧侶「戦士さんっ!?」
魔王「おい、お前ら!こっちだっ!」
11 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 20:02:03.80 ID:2FpY3uUJO
女勇者「魔王っ!?」
女戦士「魔王の力なんか借りてられっかよ!」
女魔法「右に同じっ!」
魔王「馬鹿っ!変なとこで見栄なりプライドなり言ってる場合じゃねぇだろうが!」
女僧侶「きゃっ、は、離してっ!」
魔王「ルーラっ!!」
12 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 20:07:44.93 ID:2FpY3uUJO
ドサッ…
女勇者「いた、た…」
女僧侶「ここは…」
魔王「俺んち。喜べ、お前らが初の客だぞ」
女魔法「…どう見てもただの一軒家なんだけど」
女戦士「くっ…あ、れ…おい、剣を返しやがれ!」
魔王「ヤだよ、家壊されちゃたまんねーもん」
13 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 20:10:09.67 ID:2FpY3uUJO
魔王「まったくさぁ、何で追っかけてくるわけ?手を引くって言ったろ?」
こぽこぽこぽ…カチャカチャ
女勇者「そんなこと言っても…また襲いにくるかもしれないじゃないの!」
魔王「いかねーよ、めんどくさい」
女僧侶「信じられませんね…」
14 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 20:13:50.34 ID:2FpY3uUJO
魔王「まぁ、とりあえず落ち着いて、茶でも飲んでけ」
カチャカチャ、コトリ…
女魔法「インパス…うん、大丈夫みたいね…」
魔王「ハーブティーと手製のカップケーキだ。美味いぞ?」
女戦士「フン、こんなもん食えるか!」
魔王「折角淹れたのに…」
16 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 20:17:38.86 ID:2FpY3uUJO
女魔法「ぁ…美味しい…」
女勇者「ちょ、魔法使いっ!?」
女魔法「何?私は自分の魔法を信じるわよ。あ、お茶も美味しいわ…」
魔王「だろー?わざわざお前らの世界から持ってきて栽培してるんだぜ、この茶葉」
女僧侶「栽培…ですか…」
魔王「コツを掴むまで結構苦労したんだぜ?太陽出ないからさぁ」
17 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 20:24:37.68 ID:2FpY3uUJO
ぐぅ~きゅるる~…
女勇者「………」
女魔法「………」
女僧侶「………」
女戦士「…な、何だよ…こっち見んな!」
魔王「何だ、お前腹減ってんの?あばれうしどりのミートパイで良かったら、食う?」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
20:27:24.50 ID:2FpY3uUJO
女魔法「…うん、それも大丈夫よ」
魔王「当たり前だろ。俺も食うんだぜ?」
女魔法「念のため、よ。念のため」
女戦士「…美味ぇ…普通に美味いわ…」
魔王「あばれうしどりって便利でな、鶏肉っぽいところと牛肉っぽいところが取れるんだよ。カレーとかにしてもイケるんだぜ」
女戦士「………」
魔王「…どした?」
女戦士「…紅茶、おかわり」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
20:29:31.89 ID:2FpY3uUJO
女勇者「…何か…さぁ」
女僧侶「あっちでの印象と、まったく違いますね…」
魔王「だって俺、会社員だし。一応、部下をまとめるくらいの地位はあるんだぜ」
女魔法「…魔王って、社員なんだ…」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
20:32:18.77 ID:2FpY3uUJO
魔王「でもよ、結構下をまとめるのってキツイのさ」
女勇者「そんなこと言って、村の破壊やら殺戮やら繰り返してたじゃない!」
魔王「破壊はともかく、殺しは命令外だからなぁ…」
女僧侶「仕事の内容は、どんなものなんです?」
魔王「景気回復の為の作業。主に流通、土木」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
20:35:25.81 ID:2FpY3uUJO
女魔法「…土木?」
魔王「老朽化した建物やらを壊すだろ?そしたら、そこにまた家を建てるじゃないか。そのために金が動くだろ?」
女魔法「まぁ…ねぇ」
女勇者「じゃ、じゃあ、何で人を襲うのよ!」
魔王「怪我すりゃ薬草が売れるし、武器なり何なりの売れ行きも上がるじゃん。流石に殺しはまずいけどさ」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
20:50:00.16 ID:inKX55IXO
あれって……儲かって……るの?
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
21:08:55.72 ID:4Ki1oGdIO
戦争も公共事業だしな
うまく資金を回せば結構儲かる
25 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 21:11:34.52 ID:2FpY3uUJO
女僧侶「………」
女魔法「…僧侶、どうしたの…?」
女僧侶「…確かに、アナタの所為で…お金は巡り、教会も潤沢な資金を得られました…」
女勇者「…え…何を…?」
26 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 21:13:34.64 ID:2FpY3uUJO
女僧侶「…皆さんは、教会がどうやって運営しているか…わかりますか…?」
女戦士「…寄付金とかか?」
女魔法「後は、クッキーとか作って売ったり?」
魔王「…お前ら、全員力尽きた事、あるか?」
27 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 21:16:54.15 ID:2FpY3uUJO
女僧侶「教会の主な収入源は…力尽きた冒険者の、復活…」
魔王「力尽きた冒険者の資金は半額になる。じゃあ、無くなった半分はどこに行った?」
女僧侶「一割は、発見して教会に運んできてくれた方へのお礼金」
魔王「残りの四割が、教会への寄付金になる。その上で、レベルの何倍もの復活金を取るわけだ」
28 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 21:20:26.14 ID:2FpY3uUJO
魔王「まぁ、だからと言って無闇やたらに殺したりはしないけどな。主に自衛のためだぜ」
女勇者「自衛って…!」
魔王「魔物たちだって、生活があるんだ。原生動物とつがいになって縄張りを持つやつらもいる。そこを土足で荒らされたら、流石に魔物もキレるぞ」
女勇者「じゃあ、私たちは…何で…」
魔王「まぁ、悪いとは言わねぇよ?暴走したり命令違反した魔物を狩ってくれたのはお前らだし」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
21:23:45.62 ID:2FpY3uUJO
勇者PT『………』
魔王「…ま、済んだ事だしな。ほらほら、ミートパイ食え。紅茶飲め。おかわりあるからさ」
女僧侶「…ここでの私たちは…向こうでの魔物と、同じ立場なんですね…」
魔王「…まぁ、そういうこったな」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
21:26:04.14 ID:2FpY3uUJO
女勇者「…帰ろうか」
女魔法「…そうね。何か気が抜けちゃったし」
女僧侶「もう襲わないと言う言葉…信じても、いいんですね…?」
魔王「もちろんだ」
女戦士「…なぁ、ここ、キメラの翼で登録しといていいか?」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
21:29:53.64 ID:2FpY3uUJO
魔王「…え、何?戻ってくるつもりなの?」
女魔法「そ、そうよ。何言ってるの!?」
女戦士「いや、だってさ、コイツ、悪いヤツじゃないだろ?料理も美味いし…」
女僧侶「で、でも…魔王なんですよ?」
女戦士「いいじゃんか、たまに飯食いにくるくらい」
魔王「まぁ、構わんけどさ…さっきみたいな事はやめてくれよ?町中で剣抜くとかさ…」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
21:32:51.28 ID:2FpY3uUJO
女勇者「…じゃあ、行くわ」
魔王「あ、これ持ってけ。さっきのカップケーキなんだが、久々に作ったら作りすぎた」
女僧侶「…ありがたく頂きます」
女魔法「お茶、美味しかったわよ。ごちそうさま」
女戦士「また来るぜー」
ヒュンっ…
魔王「…本気だろうな…アレは…」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
21:34:56.71 ID:2FpY3uUJO
魔王「…あのさ…いくらなんでも、翌日は無いだろ」
女戦士「気にすんな!あばれうしどり美味すぎるんだよ」
魔王「え、それだけのためにきたのか?」
女戦士「他に何かあるか?」
魔王「…荷物持ち、手伝え…」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
21:37:35.74 ID:2FpY3uUJO
女戦士「ほぉ…ホントに魔物ばっかりだな…」
魔王「まぁ、文明レベルが同じなら、生活レベルも変わらんよ。店もあるし家も建つ」
女戦士「向こうじゃ見なかったぜ?」
魔王「そりゃな、短期で行ってるのに家なんざ建てんだろ」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
21:41:01.00 ID:2FpY3uUJO
魔王「えーっと…あばれうしどりの肉を1キロと…」
女戦士「なぁ、これ何だよ」
魔王「ん?一角うさぎの肉だな。シチューにすると美味いぞ。コレ300g」
女戦士「こっちは?」
魔王「それはマンドラゴラの変異種。魔物化しないタイプだな。栄養価高いぞ。コレ6本」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
21:44:07.49 ID:2FpY3uUJO
女戦士「結構買ったな…」
魔王「ツレがいると助かるわ。あ、ちょい待ち。小麦粉と砂糖買ってくるわ」
女戦士「あ、あぁ…」
魔物「…ねーちゃん、人間かー?」
女戦士「ん?あぁ…人間だぞ」
魔物「人間、珍しいなー!」
41 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 21:46:25.71 ID:2FpY3uUJO
魔物「人間見付けたら、ラッキーなんだぞー」
女戦士「へぇ…そうなのか」
魔物「で、見えなくなるまで見ていられると、良いこと起こるんだぜ!」
魔王「待たせたな。行くか」
女戦士「あ…あぁ、うん」
魔物「ねーちゃん、またな!」
42 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 21:47:57.47 ID:2FpY3uUJO
女戦士「…子供は、子供なんだな…」
魔王「まぁな…ほら、掴まれ。ルーラするから」
女戦士「あ、あぁ…」
ぎゅ
魔王「ルーラっ!」
ぎゅいんぎゅいん
43 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 21:49:16.03 ID:2FpY3uUJO
女戦士「………」
魔王「…うん、美味い。いい味だ」
女戦士「…なぁ」
魔王「ん?飯ならもう少し待てよ」
女戦士「…うん」
44 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 21:51:10.24 ID:2FpY3uUJO
そろそろさる来るか?
女戦士「シチューも美味いな!」
魔王「だろー?さっきのうさぎ肉だぜ。おかわりあるぞ」
女戦士「んっ、んっ…おかわり!」
魔王「ほいほいっと」
女戦士「…なぁ、魔王」
魔王「…んー?」
46 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 21:55:50.01 ID:2FpY3uUJO
女戦士「…こっちは、平和なのか?」
魔王「まぁ、流石に細かいいざこざはあるが…まぁ、平和だな。戦争なんかは無いんだぜ」
女戦士「何で…」
魔王「まず第一に、町なんかを除いて、それぞれの縄張りが決まってる。第二に、無駄に争わない。食ったり守ったりするときだけだな、争うのは…」
女戦士「………」
魔王「んで、第三に…力を見せびらかしたり、無闇に使いたがったりしないんだよ。基本的に魔物の成長曲線は、死ぬ直前まで上がり続ける。若い奴らは力が無いし、年取れば分別もついてくるさ」
47 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 22:04:26.25 ID:2FpY3uUJO
女戦士「…人間は、馬鹿なのかな…」
魔王「まぁ…そうかもなぁ…ほれ、食え食え」
女戦士「…なぁ、アタシ、ここに居ちゃ、ダメか…?」
魔王「…は?」
女戦士「結局向こうに居てもさ、戦わなきゃいけないんだぜ…今は勇者のパーティーにいるからいいけどさ…昔は、人間相手に…」
魔王「…まぁ、いいんじゃね?居たいだけ居れば」
52 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 22:14:30.77 ID:2FpY3uUJO
女戦士ってあんまり書かれてるとこ見ないんだよね。
魔王「もういいのか?」
女戦士「あぁ、腹いっぱい…」
魔王「ぁー…そういえば、風呂とか言うのか?どうする?」
女戦士「え…?」
魔王「いや、俺は普段は川から水汲んで、行水で済ませてるからな。湯に入りたいなら、沸かすぞ」
女戦士「いや…アタシも行水で構わないんだけどな。冒険途中じゃ、入れないこともザラだったし」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
22:17:42.20 ID:EG0z3U+J0
みんな魔王を何で脳内再生してるの?
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
22:19:36.17 ID:85+7ldL70
俺
56 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 22:25:38.64 ID:2FpY3uUJO
魔王「あー…んじゃ、入っとけ。ちょっと沸かしてくるから」
女戦士「え、あ…あぁ、ありがと…」
魔王「温度とか、よく分からんけど…これでどうだ?」
女戦士「ドラム缶なんてよくあったな…うん、温度は大丈夫だ」
57 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 22:27:09.66 ID:2FpY3uUJO
魔王「んじゃ、俺は食事の後片付けしてくるから、ゆっくり入ってろ」
女戦士「あぁ…わかった。ありがとな」
魔王「いーのいーの。客なんだからさ」
女戦士「………」
60 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 22:45:07.27 ID:2FpY3uUJO
腹減った…三河で誰かおごってくれるひとはおらんかにー
女戦士「…ありがと。気持ちよかった…」
魔王「そっか、良かった。ほら、ホットミルクだけど、飲むか?あばれうしどりってホントに便利でな」
女戦士「ホットミルクか…どれだけぶりだろうな…」
魔王「…ま、今日はそれ飲んで、しっかり休め。明日からは働いてもらうからな」
女戦士「…ん、わかった」
61 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 22:47:27.67 ID:2FpY3uUJO
女戦士「おい、起きろ!仕事はいいのか!?」
魔王「ん…?ふぁぁ…」
女戦士「働けとか言っておいて、こんな時間まで寝てて大丈夫かよ?」
魔王「んー…太陽昇らねーし…いいんじゃね?」
女戦士「…そういうもんか?」
魔王「何?腹減ったのか…?だったら昨日のシチューがまだ…」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
22:49:42.20 ID:cGvI2uuY0
おまえ命知らずの三河武士だったのか。
64 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 22:50:03.27 ID:2FpY3uUJO
魔王「まぁ、働くって言っても大したことじゃ無いけどな」
女戦士「そんなんじゃ、生活できないだろ…?」
魔王「いや、一応俺、魔王ってことで単身赴任してたわけだし?向こうじゃ金使わなかったしさ、貯金はあるんだよ」
女戦士「はぁ…」
魔王「だからこそ、庭いじりとかできるわけでな。今日の仕事は草取りだな」
66 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 22:52:29.33 ID:2FpY3uUJO
三河だぜー
朝から12時間ぶっ通しで現場に入ってて疲れたんだぜ…朝から何も食ってねぇ…
ぶち、ぶち、ぶち
女戦士「こうか?」
ぶち、ぶち、ぶち
魔王「いや、根っこから抜かないと、またすぐ生えてくるから」
ぶち、ぶち、ぶち
女戦士「…結構腰にくるな…」
魔王「大丈夫か?休んでてもいいぞ」
69 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 22:59:43.78 ID:2FpY3uUJO
こないだのピーマンが初めて1000行ったから、余韻に浸ってた。
あと、ここ最近書く時間がなかったのもある。
女戦士「ぅー…腰いてぇ…」
魔王「そこに寝転がっておけ。一応そこ、薬草芝生だから」
女戦士「お?おぉ!痛みが引いてくぞ!?」
魔王「まぁ、薬草だしな」
女戦士「…不思議なやつだな、お前」
魔王「お前もな。元魔王の家に飯食いにくるとか、普通は無いぞ」
74 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 23:04:46.99 ID:2FpY3uUJO
女戦士「美味い飯が作れるヤツに、悪いヤツはいねーよ」
魔王「そうなのか?」
女戦士「アタシの持論だ」
魔王「…くくくっ」
女戦士「ふふふ…あははっ」
80 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 23:11:17.96 ID:2FpY3uUJO
魔王「大分キレイになったな」
女戦士「結構取ったな…ってか、こんなになるまで放置してたのか?」
魔王「いや、この辺の雑草は生命力強くてな、3日くらいほっとくとこんな風になるんだよ」
女戦士「うへぇ…これから3日毎にこれやるのかよ…」
魔王「…え?」
女戦士「…ん?」
81 名前:デニッシュ小倉
◆zoVbRgfYJA 投稿日:2008/09/04(木) 23:12:19.92 ID:+xGl0dYwO
なんて素敵な魔王×女戦士
これは萌えざるをえない
82 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 23:13:39.66 ID:2FpY3uUJO
魔王「3日毎って…本気で住み着くつもりかよ」
女戦士「当たり前だろ。もう人を切るの、ヤなんだよ…」
魔王「………で、本心は?」
女戦士「あばれうしどり…じゅるり」
85 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 23:16:00.84 ID:2FpY3uUJO
女戦士「い、今のはちがっ…!」
魔王「…ふぅ、今夜はあばれうしどりのステーキにするか」
女戦士「マジで!?」
魔王「マジで。ほら、草まとめといて。今度牧場に持ってくから」
87 名前:デニッシュ小倉
◆zoVbRgfYJA 投稿日:2008/09/04(木) 23:16:43.88 ID:+xGl0dYwO
あれかなあばれうしどりも食わせたもんが違うと風味が違ったりすんのかな
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
23:19:14.12 ID:cGvI2uuY0
もしかしてスライムも食えるのかな……ゴクリ
89 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 23:19:49.22 ID:2FpY3uUJO
女戦士「うめーっ!」
魔王「そいつは良かった。あばれうしどりの脂は身体にいいんだぞ」
女戦士「そうなのか!?」
魔王「あぁ。吸収されにくいが、脂肪を燃焼しやすくする効果があるんだと」
女戦士「へぇ…魔物なのになぁ…」
魔王「手羽もまた美味いんだ」
女戦士「食う!」
90 名前:デニッシュ小倉
◆zoVbRgfYJA 投稿日:2008/09/04(木) 23:20:18.91 ID:+xGl0dYwO
食えたとしてもまずそうだな>スライム
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
23:22:24.54 ID:cGvI2uuY0
>>90
いや、たぶんナマコみたいな感じで旨いと思う。
92 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 23:22:41.53 ID:2FpY3uUJO
女戦士「ふぅ…病み付きになるわ、これ」
魔王「ほい、食後の紅茶。明日は起きたら雑炊でも食っとけ」
女戦士「米があるのか!?」
魔王「自家栽培だがな。この辺、一応俺の土地だし」
97 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/04(木) 23:25:39.39 ID:2FpY3uUJO
女戦士「…なぁ、スライムって、美味いのか?」
魔王「…は?」
女戦士「いや…ふと気になって」
魔王「お前、それは向こうで『人肉って美味いのか?』って聞いてるのと同じレベルだぞ」
女戦士「そうなのか!?」
100 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/04(木) 23:31:34.76 ID:2FpY3uUJO
魔王「一応、食える魔物は決まってるんだぞ」
女戦士「何でも食っていい訳じゃないのか…」
魔王「スライム系だと、しびれクラゲとスライムつむりが食用だな。スライムベスは地域によって食うところもある」
女戦士「…美味いのか?」
魔王「しびれクラゲのスープは美味いぞ。スライムつむりは干物にするとつまみにいい」
106 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/04(木) 23:37:45.22 ID:2FpY3uUJO
魔王「グリズリーやらモーザやら、獣は食える種類が多いんだ」
女戦士「へぇ…あばれうしどりより美味いか?」
魔王「料理次第だな。グリズリーはまぁ熊みたいなモンだから、鍋やらすき焼きにすると美味いし、モーザはスジを煮込むとコラーゲンたっぷりだぞ」
女戦士「…うわ、よだれ出てきた…」
魔王「…ただ、魚がいないんだよ。大王イカとアイアンタートルくらいだからな」
113 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/04(木) 23:47:37.63 ID:2FpY3uUJO
女戦士「そういえば、聞いた話なんだけどさ」
魔王「ん?」
女戦士「スライムナイトのナイトって、下のスライムの一部って本当か?」
魔王「あー…まぁ、一部本当だな。スライムによって違うんだわ、アレ」
女戦士「?」
魔王「スライムの突起で出来てるやつもいるし、スライムに乗ってるやつもいるってこと。大抵は後者」
116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/04(木)
23:50:05.20 ID:TmIksb5I0
スライムの突起www
なんという見栄、間違いなくそのスライムは夢見るスライム
118 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/04(木) 23:54:32.40 ID:2FpY3uUJO
女戦士「じゃあ…!」
魔王「はいはい、そろそろ寝ろ。また明日、仕事やるんだから」
女戦士「…分かった」
魔王「…また明日、話してやるから」
女戦士「…あぁ。お休み…」
魔王「お休み」
124 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 00:02:01.52 ID:R9aJ11LXO
ごそごそ
女戦士『ん…?』
魔王『男一人の家に来たって事は、期待してたんだろ?』
女戦士『え、ちが…っ、や、そんなとこ…触る、な…んぁっ…!』
魔王『そんなこと言ってても…』
くちゅ、ぬちゅっ
女戦士『ひぁっ、あ、んはぁぁああっ!?』
ビクっビクっ
126 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 00:04:29.64 ID:R9aJ11LXO
女戦士「はぁっ!?はぁっ、はぁっ…」
魔王「…zzz」
女戦士「…ゆ、夢…?」
女戦士「…クソっ…何でこんな…」
女戦士「…寝直すか…」
130 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 00:09:08.60 ID:R9aJ11LXO
女戦士「…ふぁ…」
魔王「お、起きたか。雑炊食うか?肉の方がいい?」
女戦士「…魔王…っ/////」
魔王「え、ちょ、やめ、鍋持ってるから危ないって!おい!」
131 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 00:11:39.86 ID:R9aJ11LXO
魔王「はぁ、はぁ…何だよいきなり…」
女戦士「うるさいうるさいっ!あ、アタシと勝負しろっ!」
魔王「…何を唐突に言い出しますか」
女戦士「あ、アタシが勝ったら…言うこと、一つ聞けよなっ!」
魔王「ぁー…何が何だか…」
133 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 00:13:18.57 ID:R9aJ11LXO
魔王「なぁ、止めようぜー?」
女戦士「う、うるさいっ!」
魔王「…はぁ…ベホマ使うぞ?」
女戦士「好きにしろっ!」
女戦士(…昨日のは夢、昨日のは夢、昨日のは夢…っ)
138 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 00:17:04.59 ID:R9aJ11LXO
女戦士の攻撃!
会心の一撃!魔王に460のダメージ!!
魔王「なー、お前だけじゃ無理だってばさー」
女戦士「煩いっ!アタシはそんなに弱くないんだ!」
女戦士の攻撃!
会心の一撃!魔王に500のダメージ!!
魔王「でもさぁ…無茶だろ…最大HP的に考えて…」
女戦士の攻撃!
会心の一撃!魔王に480のダメージ!!
魔王は呪文を唱えた!
ベホマ!
魔王は完全に回復した!!
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
00:19:22.18 ID:j8E1W6Ka0
魔王にベホマなんか使われた日にゃ、仲間が8人いたって無理な気がする。
141 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 00:19:54.25 ID:R9aJ11LXO
女戦士「はぁ…はぁ…」
魔王「落ち着いたか?」
女戦士「あ、アタシを舐めるんじゃねぇっ!」
ぶんっ!すかっ
女戦士「え、わ、た、ちょっ!?」
魔王「おっと…」
ぎゅぅっ
143 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 00:22:50.63 ID:R9aJ11LXO
魔王のMPって、大抵が無限に設定してあるもんな。
魔王「まったく…何で急に暴れるんだよ…」
女戦士「///////」
魔王「ほれ、剣は危ないから…朝飯食えって。雑炊?肉?」
女戦士「…ぷしゅぅぅ(//////」
149 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 00:27:04.89 ID:R9aJ11LXO
女戦士「ん…んぅ…」
魔王「あ、目ぇ覚ましたか。普段からそんな露出の高いもの来てるから風邪引くんだよ…」
女戦士「…(////」
布団を鼻まで引っ張り上げ
魔王「とりあえず、熱は下がったか?」
おでこ、こっつん
女戦士「っ!!??(////////」
魔王「んー…大分下がったか…何か食う?水飲む?」
女戦士「ぷしゅー…(////」
152 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 00:30:28.26 ID:R9aJ11LXO
女戦士「…はっ…ま、魔王は…?」
手紙『何か、俺が居ると余計に熱が出るみたいだからちょっと買い物に行ってくるわ。水と雑炊は置いとくから、食べて置くように。 魔王』
女戦士「…(/////」
↑おでこ、こっつんを思い出した
女戦士「…もぐ、もぐ…美味しいじゃないか…(////」
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
00:32:44.27 ID:ElS3miBfO
可…可愛いなオイ
156 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 00:33:57.39 ID:R9aJ11LXO
女戦士「…ごちそうさまでした、と」
魔王「お、起きてたか。飯も食ったな。よしよし」
ぽむぽむ
女戦士「やめっ、こら、撫でるなっ!アタシはお前と同じくらいの背はあるんだからな!」
魔王「はいはい。ほら、これ着てみろ。流石にそれじゃまた風邪引くだろうし、適当に服買ってきたから」
女戦士「あ…ありがと…」
161 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 00:37:49.57 ID:R9aJ11LXO
女戦士「な、なかなか…いいぞ」
魔王「そうか、良かった。一応それ、キャタピシルクだから、肌触りはいいだろ?」
女戦士「あぁ…こんな服、今まで着る機会も…」
魔王「ま、次は自分で選べ。俺じゃよく分からんからさ」
166 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 00:41:04.61 ID:R9aJ11LXO
女戦士「い、イヤだ…」
魔王「…服、選ぶのが?」
女戦士「そうだ。私は今まで鎧しか見立てた事が無いんだぞ。だから、魔王が…選べ…/////」
魔王「…まぁ、いいけど。んじゃ明後日にでも、買いに行くか?」
女戦士「おうっ」
167 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 00:46:07.12 ID:R9aJ11LXO
キャタピシルク=幼いキャタピラーが初めて寝床を作るために吐き出した糸を集めて織った布。同じ製法でポイズンシルク(どくイモムシ)やフレアシルク(かえんムカデ)も出来る
魔王「あぁ、そうだ…パジャマも買ってきたんだ。ガラは何が好みかよく分からんかったから、人気のドラゴンキッズ柄だけど」
女戦士「あ、ありがと…」
202 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 05:24:17.92 ID:R9aJ11LXO
魔王「んで…熱はどうよ?」
女戦士「ちょ、ちょっと待て!こっつんはダメだ、またぶり返すから!」
217 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 08:03:45.15 ID:R9aJ11LXO
女戦士「………」
魔王「…ほぅ」
女戦士「…な、何とか、言えよ…折角着たんだから…」
魔王「…いや、良いと思うぞ。可愛いじゃないか」
女戦士「っ…//////」
魔王「うん、似合う似合う」
219 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 08:21:06.49 ID:R9aJ11LXO
女戦士「ま、ま…ま…」
魔王「ま?」
女戦士「ま、魔王はっ…いつもの鎧と…どっちが、好きだ…?」
魔王「あー…どっちもどっちだけど…どっちかと言うなら、こっちのパジャマの方が、女の子らしくて好きだな」
女戦士「…女の子らしいのが、好きか…?」
魔王「それも人それぞれだろ。お前はお前だし、無理に性格変えんでも」
221 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 08:31:42.88 ID:R9aJ11LXO
女戦士「む、矛盾してるじゃないか!」
魔王「ん?」
女戦士「お、女の子っぽいのが好きって言ったのに、アタシは普段のままでって…アタシは端から対象外って事だろ!?」
魔王「え?ちょ、何?何!?」
女戦士「…寝るっ!」
魔王「お…お休み…」
222 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 08:35:10.21 ID:R9aJ11LXO
女戦士「…アタシは…アタシは…っ」
女戦士「…何なんだよ、これ…何で…」
女戦士「…カッコ悪い…なぁ…」
227 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 08:53:36.94 ID:R9aJ11LXO
女戦士『んっ、ちゅぷ…ちゅ、くちゅっ』
魔王『大分慣れてきたか?こんなに濡らして』
女戦士『っく…こ、こんな風になったのは…魔王のせい、だ…っ』
魔王『ふふふ…そうだったな…ほら…』
にゅぶ、つぶっ
女戦士『ひあぁあ、ぁ…っ』
ビクッビクンッ
229 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 08:55:48.61 ID:R9aJ11LXO
女戦士『っあ…は…はぁっ…』
ふるっ、ふるるっ
魔王『何だ、イッたのか?まだまだ、これからだぜ?』
ず、ぬぶっぬぶぶっ、ずぶんっ!
女戦士『んはああぁぁぁああっ!!』
230 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 09:00:34.47 ID:R9aJ11LXO
女戦士『ぁ…あぁ…』
女戦士「まお…魔王ぉ…」
魔王「おい、どうした!大丈夫か、おいっ!」
女戦士「ま…おう…?」
魔王「すげーうなされてたぞ…大丈夫か?悪い夢でも見たか?」
女戦士「う…ぅぐっ…魔王ぉ…魔王ぉっ!」
ぎゅぅっ
233 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 09:09:52.40 ID:R9aJ11LXO
女戦士「うっく…ひっく…」
魔王「よしよし、俺はここにいるから…何にも怖くないぞ?」
女戦士「ぐすっ…ぐすっ…」
魔王「なんてったってほら、俺、元魔王だし?」
女戦士「…ぷっ…はは…そう、だな…」
魔王「強いんだぜ、俺。何かあったら守ってやるから」
女戦士「…あぁ」
女戦士「…これからずっと…守って、くれるのか…?」
235 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 09:34:33.47 ID:R9aJ11LXO
魔王「あぁ、守ってやるよ。お前が向こうに帰るまでな…」
女戦士「…一生帰らないって言ったら…?」
魔王「じゃあ、一生守るだけだろ?俺は長生きだからな…」
女戦士「…アタシを残して死んだりしたら、許さないからな…」
魔王「しっかり看取ってやるから…安心しろ」
ぎゅっ
236 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 09:47:08.99 ID:R9aJ11LXO
シュンッ…
女魔法「やっぱりここにいたのね」
女僧侶「まさかとは思いましたが…」
女戦士「え…お前たち…」
女勇者「王様からお触れがあってね、残った魔物の殲滅するんだって。だから、私たちも…」
女戦士「…イヤだ…」
女魔法「戦士…?」
237 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 09:50:45.74 ID:R9aJ11LXO
女戦士「アタシは…アタシはここで、魔王と…暮らすんだ…この世界で!」
女僧侶「戦士さん…」
女勇者「何言ってんの!ほら、行くわよっ!」
女魔法「ルーラっ!」
女戦士「ま、待てよ!魔王っ!魔王ぉ!!」
ぎゅいんぎゅいんぎゅいん
239 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 09:54:18.22 ID:R9aJ11LXO
魔王「…ドタバタしてるな…ふぅ」
魔王「…おおめだま、居るか?」
大目玉「は、はひっ!?」
魔王「盗撮してた事は許してやるから、あいつらの様子、見てきてくれ」
大目玉「ご、ごめんなさいごめんなさいっ!いってきまーすっ!」
240 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 09:58:27.39 ID:R9aJ11LXO
女勇者「はぁぁっ!」
ザシュッ
女戦士「てやぁっ!はっ!」
ザクッ、ズバッ!
女僧侶「ふぅ…この辺りの魔物は大分片付けましたね…」
女魔法「まぁ、魔王軍じゃないし、楽なモノよね」
女戦士「…魔王…」
241 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 10:04:59.40 ID:R9aJ11LXO
女戦士「…勇者…帰って、いいか…?」
女勇者「え…何よ、急に。もちろん帰るわよ?」
女戦士「いや…魔王の所に…」
女勇者「………」
女魔法「ダメよ。この地域の魔物は倒したけど、まだ別の地域もあるんだから」
女僧侶「それに…やはり、元魔王ですし。私も反対です」
女戦士「………」
242 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 10:08:42.46 ID:R9aJ11LXO
女魔法「この紅茶、美味しいじゃない!」
女勇者「このシチューも最高!さすが、城のコックだね!」
女僧侶「このケーキもすごく美味しいです…ほら、戦士さんも食べてみてください」
女戦士「…魔王の作った雑炊が食べたい…」
女僧侶
女勇者『………』
女魔法
243 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 10:11:38.41 ID:R9aJ11LXO
女戦士「…ゴメン、アタシ…寝るよ…」
女勇者「あ…うん、お休み…」
女僧侶「お、おやすみなさい」
女魔法「………」
女戦士「…魔王…魔王…っ!…キメラの翼っ!」
ぎゅいんぎゅいんぎゅいん
女魔法「………」
244 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 10:14:14.62 ID:R9aJ11LXO
シュンッ…
女戦士「魔王、魔王っ!」
魔王「ん?お、おう…早かったな…どした?」
女戦士「魔王、魔王ぉっ!」
ぎゅぅっ
女戦士「魔王、好きだっ!魔王が、魔王が大好きだっ!」
魔王「え?え?え?話が見えないんだけど!?」
246 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 10:18:02.92 ID:R9aJ11LXO
女戦士「ぐすっ、離さないぞ…魔王っ…」
ぎゅぅーっ
魔王「いや、まぁ、その…落ち着け?何があったよ?」
女戦士「魔王っ!」
魔王「はいっ!?」
女戦士「アタシの事…嫌いか?」
魔王「いや、好きだけど…んむっ!?」
ちゅー
247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
10:20:33.71 ID:v3SNe6jQ0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
265 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 12:13:45.24 ID:R9aJ11LXO
女戦士「もう…もう、イヤだ…アタシは平和に暮らしたいんだ…っ」
女魔法「…やっぱり、またここだったのね」
女戦士「っ!?」
女魔法「はぁ…いいわよ、ここに居れば?ただ…アナタにしか出来ない事もあるってこと、忘れちゃダメよ」
魔王「…なぁ、向こうに残っている魔物って…」
女魔法「…ただの動物よ。ちょっと強いだけの、ね」
266 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 12:16:19.47 ID:R9aJ11LXO
シュンッ…
女勇者「魔法使い…戦士は、やっぱり…?」
女魔法「えぇ、魔王の所」
女僧侶「…私、説得してきます!」
女勇者「…いいのよ、僧侶。残った奴等くらい、私たちだけでも倒せるし」
女魔法「仲間より恋を取るとはねぇ…さ、独り身同士で頑張りましょうか?」
272 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 12:56:48.67 ID:R9aJ11LXO
女魔法「こっちは終わったわー」
女勇者「ん、こっちも…これで終わりっ」
女僧侶「え、えっと…バギクロスっ!…ふぅ、おしまいです…」
ゴロゴロ…
女勇者「…一雨来そうだし、帰ろうか?」
273 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 13:02:23.95 ID:R9aJ11LXO
女戦士「………」
魔王「…落ち込んでる?」
女戦士「そ、そんなこと!…ない…」
魔王「…いっそ、魔族になってみる?」
女戦士「…え?」
魔王「こっちにも、転職の神殿みたいなのがあってな…人間じゃなかったら、悩まなくてもいいかなって思っただけだ」
女戦士「………」
魔王「魔族なら、人間の事…気にしなくていいだろ。向こうがどうなろうと…」
274 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 13:03:58.29 ID:R9aJ11LXO
女戦士「…それも…いいかもな…」
魔王「………」
女戦士「なぁ…連れてってくれよ…」
魔王「…人間には、二度と戻れないぞ?」
女戦士「…あぁ」
魔王「…そうか」
275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
13:05:30.16 ID:Sn3Y9AJd0
女戦士………
277 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 13:11:16.80 ID:R9aJ11LXO
司祭「ここは転生の神殿…お主は何になりたいのだ?」
魔王「こいつを…※※※※に…」
司祭「いいだろう。では、※※※※の心を掲げよ。汝はこれより※※※※だ…!」
司祭「お主の経験は全て無に還った…精進するがいい」
魔王「…後悔、していないか」
女「もちろん…アタシは、魔王と一緒に…」
278 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 13:13:41.99 ID:R9aJ11LXO
女「…剣、何かしっくり来ないな…」
魔王「んー?どうかしたのか?」
女「いや、レベル1に戻っちまったし、少しくらい鍛えておきたくて…」
魔王「なるほどなー。んじゃ、とりあえず手合わせでも?」
女「レベル1で魔王と戦うとか、無謀にも程があるだろ…」
282 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 13:16:05.35 ID:R9aJ11LXO
女「…今までの装備、もうできないんだな…」
魔王「まぁ、魔族だし、な…大抵の防具には、魔族よけの法術が仕込んであるし」
女「………」
魔王「…買いに行くか、武防具」
女「いいのか…?」
魔王「まぁ、ぷれぜんとだな」
女「………////」
ぎゅぅ
283 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 13:21:13.46 ID:R9aJ11LXO
魔王「えーっと…マジックアーマーと理力の兜、星降る腕輪、あと…」
女「え、ちょ、そんなにいいのか!?」
魔王「まぁまぁ、甘えとけって」
女「う…うぅー…」
魔王「あ、そこの…うん、それ。グングニルと…それは?へぇ、盾弓って言うのか。じゃあそれ。えーっと…139000Gね、はい」
女「ホントに買っちゃったよ…」
286 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 13:23:28.12 ID:R9aJ11LXO
魔王「おー、似合う似合う」
女「…は、恥ずかしいぞ…やっぱり…」
魔王「今までの方がよっぽど露出高かっただろうに」
女「…///////」
魔王「可愛いって、保証するから」
女「そんな保証とか…んむっ」
ちゅー
288 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 13:26:22.23 ID:R9aJ11LXO
女「ぷしゅー…//////」
魔王「さて、と…んー…はぐれメタル、5匹くらいこっちこれる?うん、武器屋のとこ。うん、うん。ボーナス出すからさぁ…うん、一匹あたり、霜降肉2つ…いや、3つ出すよ。うん」
女「…っは!…きす…/////」
魔王「ん、じゃあよろしくー」
291 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 13:30:22.90 ID:R9aJ11LXO
はぐれ「にくー!にくー!」
魔王「流石に早いな…一応、ザオリクの準備はできてるからさ」
はぐれ「この人に倒されればいいんですね?」
魔王「イオナズンとかベギラゴンとかは勘弁してくれな」
はぐれ「ちぇー。…それにしても、よく戦乙女の心なんて持ってましたね…初めて見ましたよ、ヴァルキリー」
魔王「まぁ…な。ほら、頼むわ」
はぐれ「はいはいっ。ほらほら、おねーさんっ。その槍でぷすっと!ぷすっと!」
295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
投稿日:2008/09/05(金) 13:32:19.63 ID:Nhd+WiyMO
はぐりん痛くないのか?
流石のメタルも痛みありそうだがまぁいいか
粗探しして見るもんじゃない
297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
13:32:52.47 ID:cphZHcNDO
はぐりんかわええwwww
298 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 13:33:55.31 ID:R9aJ11LXO
魔王「…ほれ、肉。オマケしといたから」
はぐれ「やたーっ♪でぁでぁこれでっ」
シュタタタタッ
戦乙女「………」
魔王「…どうかしたか?」
戦乙女「いや…はぐれメタルが自分から刺してくれって言ってきたのが、まだ信じられなくて」
魔王「まぁ、部下だしな」
戦乙女「…この転生アイテムも…」
魔王「掘り出し物なんだよ。キレイだぞ、真っ白な翼」
戦乙女「…//////」
301 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 13:36:18.34 ID:R9aJ11LXO
魔王「さて…準備は出来た訳だが…」
戦乙女「準備…?何かあるのか?武闘大会かっ!?」
魔王「そんなんだったら良かったんだけどな…残念ながら…」
イビルアイ「魔王さまーっ!魔王さまーっ!」
302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
13:39:59.10 ID:KE3fYuPlO
嫌な予感が…
303 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 13:40:16.98 ID:R9aJ11LXO
イビルアイ「魔王さまっ!バラモスの野郎が動きました!1500万の軍勢で、向こう側に!」
戦乙女「な、何だよそいつ…1500万って…!?」
魔王「まぁ、同僚だわな。暴走や思い込みが激しいから俺が向こうに行ったってのに…」
イビルアイ「どうしましょうかっ!」
魔王「俺はコイツと…戦乙女と出る。お前はエルフの飲み薬の手配を」
イビルアイ「かしこまりましたっ!」
304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
13:40:35.26 ID:OVXGT6MxO
まさか
305 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 13:42:34.68 ID:R9aJ11LXO
バラモス『我が名は魔王バラモス…人間どもよ、我らにひれ伏せ!頭を垂れよ!その命を…我が軍団に差し出せっ!!』
女勇者「ちょ、何よアイツ…!」
女僧侶「魔王!?魔王って言いました!?」
女魔法「…くっ…向こう…来るわ!」
306 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 13:45:31.35 ID:R9aJ11LXO
魔王「飛び方は慣れたか?」
戦乙女「まぁ、何とか…でも、勝てるのか…?」
イビルアイ「魔王さまっ、エルフの飲み薬、99個手配しましたっ!」
魔王「ご苦労さん。じゃあ、行くか…」
戦乙女「魔王っ!」
魔王「…二人とも生きて帰ってきたら…結婚するか…」
戦乙女「…ばか…こんなときに…そんなこと…っ」
307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
13:46:23.93 ID:JwfLDDwK0
え・・・?
314 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 13:51:27.55 ID:R9aJ11LXO
魔王「流石に多いな…埋め尽くしてるじゃんか…」
戦乙女「でも、これでもまだ100万くらいだろ…多すぎるぞ…」
魔王「まぁなぁ…でも、裏技があるんだわ」
戦乙女「裏技…?」
魔王「ほら、こいつら、敵だからさ。一回の戦闘だと思えばいいんだよ」
戦乙女「…よく分からん…」
魔王「まぁ、見てれば分かるって」
きゅぽんっ、ごくっごくっごくっ
魔王はエルフの飲み薬を使った!
魔王のMPが完全に回復した!!
317 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 13:53:13.54 ID:R9aJ11LXO
魔王「マダンテ」
ちゅどむっ
318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
13:53:48.64 ID:Jmrl/UFr0
ちゅどむっ
323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
13:57:10.17 ID:TEv06YNMO
ドドイーンwwドインドイーンww
326 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 13:59:45.92 ID:R9aJ11LXO
戦乙女 ( Д)゚゚
女勇者 ( Д)゚゚
女僧侶 ( Д)゚゚
女魔法 ( Д)゚゚
バラモス ( Д)゚゚
327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
投稿日:2008/09/05(金) 14:00:17.57 ID:HKN+fsNV0
大人の都合ですね
336 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 14:07:00.48 ID:R9aJ11LXO
バラモス『ちょ、おま、魔王っ!お前は手加減ってモンをだなぁっ!』
魔王「ごきゅっごきゅっごきゅっ、ぷはぁ…1500万も軍勢引き連れて、勝手に動いてるお前が言う言葉じゃ無いだろそれ」
バラモス『ばっかお前、俺はゾーマ様の命令でだなぁ!』
魔王「俺に指示してるの、更にその上のお方なんだわ」
バラモス『…こんちくしょーっ!ボスクラスまで出してやるからなぁっ!!』
ちゅどむっ
342 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 14:10:47.86 ID:R9aJ11LXO
バラモス『ちょ、おま、一撃とかマジでか!』
魔王「マダンテってさぁ、消費MPの3倍以上のダメージが行くんだわ。俺らのランクになってくると、MP無限じゃんね?」
バラモス『…こうなったら、俺が直々に…!』
戦乙女「ぷすっ」
バラモス『…きゅぅ』
349 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 14:18:12.41 ID:R9aJ11LXO
魔王「お疲れさん」
戦乙女「………」
ぽかぽかぽかっ
魔王「え、何!?何で殴るんだよ!?」
戦乙女「囮になるとかっ、引き受けるとか言うからっ!このっ、心配しただろーっ!」
魔王「あー…ゴメン…」
ぎゅっ…ちゅぅ
350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
14:18:43.90 ID:3Iodu04AO
みんな女の子で再生してるので最高ですもっとやれ
352 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 14:22:41.82 ID:R9aJ11LXO
女勇者「…アレさぁ…魔王だよね…」
女僧侶「…ですね」
女勇者「抱き合ってるのさぁ…」
女魔法「多分、戦士ね…転生でもしたのかしら…」
女勇者「見せ付けてくれちゃってぇ…」
女僧侶「…さっきの魔法…魔王が使ったんでしょうか…」
女魔法「…間違いないわね…」
359 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 14:27:53.93 ID:R9aJ11LXO
女勇者「完全に手加減されてたって事ね…」
女魔法「まぁ、アレ使われてたら、瞬殺よね…教会、がっぽがっぽだわ」
女僧侶「エルフの飲み薬、がぶ飲みしてましたしね…」
女勇者「…イライライラ…ギガデインっ!」
ピシャーンッ!!
女魔法「あ、落ちた」
368 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 14:39:34.03 ID:R9aJ11LXO
みすった…orz
戦乙女「だ、大丈夫かっ!?」
魔王「いってぇ…いきなり何すんだよ?」
女勇者「うるさいっ!見せ付けるなんてっ!」
女僧侶「不潔ですっ」
女魔法「で…もうシたの?」
魔王「//////」
戦乙女「ま…まだ…//////」
378 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 14:46:35.50 ID:R9aJ11LXO
魔王「見せ付けちゃ悪いかよっ!」
ちゅーっ
戦乙女「んっ、んむぅっ!?」
女勇者「あーっ!!」
女僧侶「///////」
女魔法「アツアツねぇ…」
385 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 14:56:54.41 ID:R9aJ11LXO
アンディだからさぁ…
女魔法「…魔王ってさぁ…」
魔王「…何だよ」
女魔法「童貞?」
魔王「どっどどどどうど童貞ちゃうわ!」
386 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 14:57:30.00 ID:QYCRkyfTO
戦乙女「童貞乙」
魔王「乙」
女勇者「|」
女魔法「完」
女僧侶「|」
387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
14:58:28.05 ID:gFwH030W0
女魔法直球しかなげないw
390 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 15:05:34.33 ID:R9aJ11LXO
戦乙女「ど、童貞でもいいじゃないか!魔王だもの!」
魔王「それ、まったくフォローになってないからさ」
女魔法「ふぅん…」
女僧侶「と、とりあえずっ!その…宿にでも、泊まりませんか…?」
女勇者「だねー、行こ行こ」
戦乙女「…結婚式…」
魔王「向こうで、な…」
391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
15:12:30.48 ID:OVXGT6MxO
軽く片付いたなwwwwwwwww
392 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 15:13:23.18 ID:R9aJ11LXO
魔王「…やっぱり俺は一人部屋なのね…」
戦乙女「…魔王…起きてる?」
魔王「ん…あ、どうしたんだよ」
戦乙女「…んーん…特には無いけど…一緒にいたいなぁ、って…」
魔王「…?まぁ、いいけど…」
戦乙女「えへへ…♪」
ぎゅぅっ
394 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 15:15:20.44 ID:R9aJ11LXO
戦乙女「えへへ…魔王…♪」
ぎゅぅっ
魔王「………」
戦乙女「…どうか、したの…?」
すりすり
魔王「いや…ちょっと待ってな」
395 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 15:20:16.77 ID:R9aJ11LXO
魔王「窓が開いてるからな…声とか、漏れそうじゃん?」
戦乙女「…うん…/////」
魔王「それに、何か性格違うし」
戦乙女「…っ!」
魔王「凍てつく波動っ!」
ぺかーっ
戦乙女は女魔法に姿を変えた!
女勇者の消え去り草の効果が無くなった!
女僧侶の消え去り草の効果が無くなった!
398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
15:21:29.80 ID:Sn3Y9AJd0
ちょwwwwwwww
401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
15:25:09.10 ID:gFwH030W0
勇者達wwww
403 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 15:30:24.59 ID:R9aJ11LXO
魔王「お前らなぁ…」
女魔法「…てへっ☆」
女勇者「…えへっ☆」
女僧侶「…すみません」
魔王「…帰る」
407 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 15:36:03.72 ID:R9aJ11LXO
女魔法「何でよー!」
魔王「俺の嫁に化けて出てくるようなヤツと一つ屋根の下で寝れるかっ!」
女勇者「…嫁?」
女僧侶「…お嫁さん…?」
魔王「そうだよ…アイツと結婚するんだからなっ!」
女魔法「じゃあ、なおさら…ねぇ?」
408 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 15:40:26.30 ID:R9aJ11LXO
うん、迷走してきたな
魔王「なおさらじゃねーよっ。ルーラっ!」
女魔法「あ、いつの間に戦乙女をっ!」
女勇者「…またいい男探さなきゃ…」
女魔法「戦士、魔法使い、僧侶、商人、遊び人はパスね。賢者…盗賊辺り?」
女僧侶「………いいなぁ…戦乙女さん」
410 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 15:50:31.95 ID:R9aJ11LXO
その後、闇世界で結婚した魔王と戦乙女。
魔王は大魔王を襲名、ゾーマにとって代わり、闇世界でNo.2の位置につく。
しかし表世界を襲撃することも無く、米やハーブティを栽培しながらゆっくりと余生を過ごしたらしい。
魔族となった戦乙女は歳をとらなくなったために、いつまでも魔王と幸せに暮らしたそうな。
413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
15:52:21.09 ID:DsCXujMN0
テラ昔話wwwwww
416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
15:54:20.57 ID:gFwH030W0
はしょりやがったなwwww
418 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 15:56:24.55 ID:R9aJ11LXO
さぁて…一旦締めたけどどうしよう
1、鬼畜魔王のスーパー擬音タイム!(魔物編)
2、鬼畜魔王のスーパー擬音タイム!(勇者PT編)
3、その他
10レスで一番多かった物で。
428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
16:01:54.46 ID:gFwH030W0
選択など取らないで
全 部 書 い た ら い い ん じ ゃ な い か ?
429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
16:02:27.81 ID:B750g9c/0
>>428
それだ
434 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 16:07:05.42 ID:R9aJ11LXO
待てwそんなに書けるかよwww
とりあえず、余生書いてくか…
戦乙女「なぁ…式、あげるんだろ…いつにするんだ?」
魔王「そうだなぁ…大魔王の就任式と同時ってのはどうだ?」
戦乙女「大魔王…?」
魔王「あぁ、大魔王」
431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
16:04:04.18 ID:bC3Z9l9f0
正直、最近分岐とか安価もとめてる奴増えてきてウザい
435 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 16:08:25.58 ID:R9aJ11LXO
>>431
水道水噴いた
439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
投稿日:2008/09/05(金) 16:14:25.33 ID:qHUDsaUnO
>>435
書き手の事じゃないだろwww
440 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 16:14:55.67 ID:R9aJ11LXO
魔王「と、言うわけで」
ゾーマ「うちは構わないけどさぁ」
魔王「んじゃ、交代ー」
ゾーマ「ほい、よろしくー」
はいたっち
444 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 16:17:24.16 ID:R9aJ11LXO
魔王「そんなこんなで、大魔王になりましたー」
ゾーマ「はくしゅー」
ぱちぱちぱち
魔王「あと、結婚します。戦乙女さんと」
ゾーマ「はくしゅー」
ぱちぱちぱち
446 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 16:22:23.13 ID:R9aJ11LXO
戦乙女「…え、こんだけかよ!?」
魔王「え、他に何かやるの?」
戦乙女「いや、ほら、誓いのキスとか…んむっ!」
ちゅー
魔王「他は?」
戦乙女「え、えっと…新婚旅行…とか…」
魔王「おk、ちょっと旅行行ってくるからゾーマさん、頼みます」
ゾーマ「先に行っとけよーぅ…」
452 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 17:07:03.22 ID:R9aJ11LXO
魔王「何処に行きたい?」
戦乙女「え、どこって言われても…わかんねーよ…」
魔王「…じゃあ、温泉にでも行くか」
戦乙女「お、温泉…?」
魔王「結構、いいところだぞ」
453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
17:13:29.26 ID:WZorEmiN0
俺も魔物になろうかな・・・
457 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 17:17:48.14 ID:R9aJ11LXO
戦乙女「…ここは…」
魔王「ちょっと入っててくれ。手続きがあるから」
戦乙女「え、ちょっと、そんな…あ…」
戦乙女「…ちぇ…」
460 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 17:25:52.31 ID:R9aJ11LXO
魔王「ゴメンゴメン」
戦乙女「ふーんだ」
魔王「怒るなよ…」
さわさわ
戦乙女「んっ…ちょ、翼…は、やめ、ろ…ひぁっ!」
魔王「機嫌直したら止めてやるから」
463 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 17:45:40.42 ID:R9aJ11LXO
奥井亜紀の着うたフルが欲しいんだが、目当てのモノが無い…くそぅ
魔王「機嫌直った?」
戦乙女「直る、か…ぁっ!んっ…」
魔王「よっ、と…」
向き合う様に膝の上に乗せて抱きしめ
戦乙女「っ!?//////」
魔王「ほらほら、機嫌直してくれよ」
戦乙女「ぁ、ふ…やめ…ちか、近い…んあぁっ!」
468 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 18:00:20.33 ID:R9aJ11LXO
戦乙女「ん…っ、あ…あれ…?」
魔王「お、目ぇ覚めた?逆上せたみたいだな」
戦乙女「…~~っ!!」
げしっげしっ
魔王「ちょ、おま、蹴るなって!折角プレゼント用意したのにやんねーぞ!」
ぴたっ
戦乙女「…ぷれぜんと…?」
魔王「ここの道具屋、かなり腕のいい細工師がいるんだよ…ほら、指輪。結婚指輪って言うんだろ?」
戦乙女「…こ、こんなもので…むぐっ」
ちゅぅっ
469 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 18:04:41.28 ID:R9aJ11LXO
戦乙女「んっ、むぐ…むぐっ」
ちゅぷちゅっ、ちゅくちゅく、れろ…ちゅぷっ
戦乙女「ぷはぁっ…ぅー…」
魔王「機嫌直した?」
戦乙女「…し、仕方ないから…直してやる…っ」
476 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 18:30:30.94 ID:R9aJ11LXO
そうか…レイアースも最早過去の存在なんだな。モコナは今でも現役だけど。
魔王「さぁて…どうするか…」
戦乙女「………」
ぎゅっ
魔王「んー…家で、ステーキ?」
戦乙女「…うん」
魔王「新婚旅行、終わり?」
戦乙女「ぅー…」
480 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 18:37:42.65 ID:R9aJ11LXO
モドキだけどな。ちなみにモドキって擬音の擬の字なんだぜ!
魔王「ルーラっ!」
ぎゅいんぎゅいんぎゅいん
魔王「んじゃ、作るから、座ってて…?」
ぎゅぅ
魔王「…あのー?」
戦乙女「う、うるさい…気にせず作れよ…」
486 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 18:52:06.19 ID:R9aJ11LXO
魔王「…やりづらいな…」
じゅーっ、じゅぅーっ
戦乙女「…気にするな」
むぎゅ
魔王「いや、気にもなるって」
戦乙女「それでもだ!」
494 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 19:00:04.42 ID:R9aJ11LXO
魔王「…急にどうしたんだよ」
戦乙女「…何でもない」
魔王「ほれ、味見」
戦乙女「ん…むぐむぐ…美味い」
魔王「んじゃ、これで完成」
戦乙女「あぁ」
ぎゅーっ
魔王「…飯が食えんぞ」
495 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 19:07:34.52 ID:R9aJ11LXO
魔王「ほれ、あーん」
戦乙女「んぁ…はむ、もぐもぐ」
魔王「…何で、さぁ…」
戦乙女「離れたくない」
魔王「…ほれ」
戦乙女「ん…もぐもぐ」
496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
19:08:54.23 ID:j8E1W6Ka0
ルーラで旅行とか味気ないな。
498 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 19:13:50.96 ID:R9aJ11LXO
悪用されなきゃいいや。
それに、普段他の所に書き込むときは外してるから分かるでしょ。
魔王「ふう、ごちそうさん」
戦乙女「…美味かった」
魔王「…そうか、良かった」
ぎゅ
戦乙女「んっ…(ぴくん」
503 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 19:32:09.70 ID:R9aJ11LXO
魔王「…何かさ…凍てつく波動使いたくなるな」
戦乙女「…どういう意味だよ…」
魔王「ん…深い意味は無いけどな」
ちゅ、ちゅっ
戦乙女「ん…ふぅ…ふぁぁ…」
ぎゅぅっ
507 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 19:44:23.98 ID:R9aJ11LXO
ちゅ、かぷ…はむ、はむっ
戦乙女「ふぁ…み、耳…やめっ…!」
魔王「ヤだね…っ」
ふぅーっ
戦乙女「ひぁぁあっ!」
ふるるっ、ふるっ
511 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 20:05:12.24 ID:R9aJ11LXO
戦乙女「はぁ…はぁっ…ばかぁ…」
魔王「お前が、可愛すぎるんだよ…」
戦乙女「うぅ…」
魔王「いつもは男みたいなのに…こんな可愛い表情もする…ギャップ萌えってやつ?」
ちゅ、ちゅっ
戦乙女「はぁ、はぁ、ん…ひぁっ!」
512 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
20:07:05.61 ID:coxeLMLmO
魔王はホントに童貞なのか?
513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
20:13:34.70 ID:pVbPPnSM0
結局エロ展開になってるwww大歓迎だがww
514 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 20:14:55.28 ID:R9aJ11LXO
実は部下に…とかね!
そして夜が明けた!
大目玉「昨晩は、お楽しみでしたね!」
魔王「擦り潰すぞ」
522 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 20:46:11.57 ID:R9aJ11LXO
大目玉「じゃあ、私はこれで!」
魔王「カメラは置いてけ」
526 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 21:03:45.56 ID:R9aJ11LXO
魔王「お前の目玉に酢をぶちこむぞ」
大目玉「ひぃぃぃい!」
527 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 21:08:18.37 ID:R9aJ11LXO
ばきっごしゃっぐしゃっ
大目玉「あー…カメラが…」
魔王「盗撮なんかするからだ」
大目玉「16000Gになります。カメラ代」
532 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 21:21:10.21 ID:R9aJ11LXO
ぴゅるっ
大目玉「目がぁぁああ!目がああああ!」
魔王「次やったらアロンアルファな」
533 名前:デニッシュ小倉
◆zoVbRgfYJA 投稿日:2008/09/05(金) 21:22:07.91 ID:dSAjUrNHO
ムスカwwwwwwwwwwwwwwwwww
537 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 21:35:57.24 ID:R9aJ11LXO
戦乙女「まおー…」
魔王「んー?起きたか」
戦乙女「………」
魔王「どうした?」
戦乙女「パン、焼けたぞ」
魔王「お…焼いてくれたのか。ありがとな」
538 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 21:48:36.11 ID:R9aJ11LXO
魔王「紅茶、飲む?」
戦乙女「ん…ジャム取って」
魔王「ほい、ブルーベリーだろ?」
戦乙女「うん。目玉焼きもあるぞ」
魔王「さんきゅ。ほい、紅茶」
戦乙女「ありがと」
魔王「…今度、コーヒーも栽培してみるか」
541 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 21:56:30.59 ID:R9aJ11LXO
戦乙女「なぁ、仕事は?」
魔王「んー?」
戦乙女「大魔王の仕事」
魔王「まぁ、いいんじゃね?」
戦乙女「そんなもんか」
魔王「そんなもんだ」
545 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 22:04:41.31 ID:R9aJ11LXO
魔王「もぐもぐ」
戦乙女「もぐもぐ」
魔王「まぁ、ゾーマさん居るしな」
戦乙女「うん」
魔王「もぐもぐ」
戦乙女「もぐもぐ」
546 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 22:17:35.18 ID:R9aJ11LXO
戦乙女「もぐもぐ…なぁ」
魔王「ん?」
戦乙女「もぐもぐ…」
魔王「何さ」
戦乙女「…好きだぞ」
魔王「…俺もだ」
戦乙女「もぐもぐ」
魔王「ごくごく」
547 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
22:24:38.93 ID:XdMMjtWhO
なにこの幸せ夫婦www
552 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 22:39:45.31 ID:R9aJ11LXO
風の又三郎っていう話、知らないか?
魔王「ごちそうさま」
戦乙女「買い物行かね?」
魔王「何か買いたいのか」
戦乙女「あばれうしどりと、ミルク」
魔王「もう無かったか?」
戦乙女「さっき食べたから」
魔王「え、あと1ブロックなかったっけ?」
556 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 23:03:04.81 ID:R9aJ11LXO
魔王「ミルク、何のやつがいい?」
戦乙女「あばれうしどり」
魔王「気に入ったのか」
戦乙女「…初めて食べたものだもん」
559 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
23:13:51.28 ID:/dUMCMXH0
スライム全く関係ない展開www
560 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 23:18:28.52 ID:R9aJ11LXO
魔王「ほい、あばれうしどりのブロックとミルク」
戦乙女「ありがと…」
???「見付けました、魔王さん!戦乙女さん!」
魔王「…マーメイドの知り合いなんているのか?」
戦乙女「いや…」
562 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 23:22:59.66 ID:R9aJ11LXO
戦乙女「…もしかして…僧侶か?」
魔王「…人魚の心なんて、よく見付けたな…」
女僧侶、改め、人魚「愛さえあればそれくらいっ」
戦乙女「愛って…」
魔王「俺たち、結婚してるんだが…」
人魚「略奪愛っ」
564 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 23:26:22.39 ID:R9aJ11LXO
戦乙女「元僧侶のクセに…」
人魚「生まれ変わったので♪」
魔王「…引っ越そうかなぁ…」
568 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 23:31:42.53 ID:R9aJ11LXO
僧侶の人気の無さに俺が泣いた
戦乙女「…行こう、魔王」
魔王「あ、あぁ…」
人魚「え、あ、待ってくださ、きゃあっ!?」
がたんっ、ざぱー…ぴちっぴちっぴちっ
573 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 23:36:58.53 ID:R9aJ11LXO
魔王「…助けなくていいのか?」
戦乙女「………」
ぴちぴちびちびちっ
人魚「ぅー…被ってもハーピィにしておくべきでしたっ!」
戦乙女「ほっとこうぜ」
576 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/05(金) 23:39:48.31 ID:R9aJ11LXO
水槽をバギで押しつつ。
すたすたすた
人魚「ちょ、ちょっと!助けてくれないんですかっ!化けて出ますよっ!」
すたすたすた
魔王「お、おいっ」
戦乙女「いいんだよ」
人魚「この世界に居ない魔族に転生しますからねーっ!!」
579 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/05(金)
23:44:29.39 ID:LtqwTvQkO
今日のご飯は刺身ですね
590 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/06(土)
01:10:58.98 ID:032CzGLv0
これじゃ人魚の後味が悪いんだが
595 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/06(土)
01:20:01.56 ID:wPAEgGFBO
ここで、人魚の狙いが戦乙女である可能性を考える
612 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/06(土)
05:15:32.20 ID:86PFzWZD0
僧侶が人気無いんじゃないよ。
人魚(マーメイド)が人気無いんだよ。
だって、マーマンがそのまんま女になったようなナリしてんだろ?
635 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/06(土) 10:24:38.14 ID:Sih7cW8rO
魚人と人魚は違うんだぜ
魔王「…zzz」
戦乙女「………」
ぎしっ、もぞもぞ
魔王「…zzz」
戦乙女「…zzz」
638 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/06(土) 10:43:05.09 ID:Sih7cW8rO
ばーんっ!
夢魔「僧侶が夢魔の心でサキュバスに転生して戻ってきましたよっ!」
戦乙女「…じとー…」
夢魔「…起きた頃にもう一度伺いますよっ!」
641 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/06(土) 10:54:16.66 ID:Sih7cW8rO
戦乙女「…zzz」
魔王「んっ…ふぁ…」
戦乙女「…zzz」
魔王「………」
ちゅ
戦乙女「んっ…」
643 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/06(土) 11:19:14.42 ID:Sih7cW8rO
魔王「………♪」
ちゅ、ちゅ、ちゅ
戦乙女「んっ…ぁ、やぁ…」
ちゅ、ちゅ、ちゅ
戦乙女「ふぁぁ…んぅ…ぇぅ…?」
魔王「んー?」
ぎゅ
戦乙女「…まおー…」
659 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/06(土) 15:31:24.09 ID:Sih7cW8rO
戦乙女「まおー…♪」
ぎゅぅっ
魔王「ゴメンゴメン…まだ、寝てていいから…」
戦乙女「…ん」
魔王「………」
戦乙女「…zzz」
660 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/06(土) 15:50:29.96 ID:Sih7cW8rO
ごそごそ
戦乙女「んー…魔王、どこか行くのか…?」
魔王「ん?あぁ、ちょっと仕事」
戦乙女「…アタシも行く」
魔王「まぁ、別にいいけど…つまらんと思うぞ」
664 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/06(土) 16:16:49.25 ID:Sih7cW8rO
魔王「だからな、こうして支柱を立てとかないとー」
戦乙女「………」
魔王「な?井戸のつるべに巻きついちまうからさ」
戦乙女「魔王…」
魔王「な、闇顔育てるときには気を付けろよ」
665 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/06(土) 16:19:13.47 ID:Sih7cW8rO
戦乙女「…魔王?」
魔王「だーかーらー、パスタ茹でる時は塩入れないとダメなんだって!」
戦乙女「…仕事?」
魔王「そうそう、出来るだけたっぷりの水でなー」
669 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/06(土) 16:59:32.11 ID:Sih7cW8rO
戦乙女「仕事…?」
魔王「人助けの事?あぁ、早い話が雑用だからなぁ」
戦乙女「…美味しい」
魔王「ちゃんと塩入れて茹でれば美味いんだよ」
670 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/06(土) 17:05:55.16 ID:Sih7cW8rO
戦乙女「…魔王が雑用…」
魔王「おばちゃん、ごちそうさーん」
戦乙女「………ゾーマさんも…?」
魔王「もちろん。次は…はぐりんさん家の草むしり」
672 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/06(土) 17:36:39.83 ID:Sih7cW8rO
戦乙女「魔王って、もっとこう…」
魔王「派手な仕事じゃないもんなぁ…ほら、軍隊とかいらないから」
戦乙女「え…?」
魔王「魔物一人一人が兵士数人分の力持ってるからなぁ…そういうのやると言ったら、部族長とミーティングするくらいか」
675 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/06(土) 18:04:29.04 ID:Sih7cW8rO
いや、もういちゃつくしかないから、やっぱり速度は下がるよ。
でも、気にしてくれてありがとうな。
ぶち、ぶち、ぶち
魔王「ふぅ、あと少しだな」
戦乙女「家より、マシ…って、レベル…か…」
魔王「戦乙女がいてくれて、助かったわ。さんきゅな」
はぐりん「魔王さま、お疲れさまー。よければ冷たいお茶とお茶菓子でもどうぞ♪」
678 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/06(土) 18:45:52.20 ID:Sih7cW8rO
戦乙女「…こういうのも、悪くないよな」
魔王「平和だからなぁ。特に問題起こさなきゃ、人間だって住めるし」
戦乙女「そうなのか?」
魔王「ああ。別に魔物は人間が憎い訳じゃないからな」
682 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/06(土) 19:46:14.82 ID:Sih7cW8rO
スライム「あ、魔王さまー、お疲れさまですっ♪」
魔王「お、スライムじゃないか。いつも大変だな」
戦乙女「いつぞやは悪かったな」
スライム「いえいえ、初めての人間さんはみんなスライムが話しかけると驚きますからー♪」
魔王「あ、これ魔物のエサ、差し入れな。頑張ってくれ」
スライム「ありがとうございますっ♪…コホン、ココは○○の町だよっ!ぷるぷるっ」
690 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/06(土) 20:58:52.55 ID:Sih7cW8rO
戦乙女「平和だよな…」
魔王「まぁなぁ…それがいいところだけどな」
戦乙女「………」
魔王「刺激が欲しいのか?」
戦乙女「いや…まぁ、そうでもないな…僧侶みたいなの、来るかもだし」
魔王「…来ても、俺は戦乙女一筋だから…」
戦乙女「…(///////」
697 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/06(土)
22:06:04.74 ID:lgXo95320
魔王のイメージ俺はこんな感じだ
699 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/06(土)
22:18:26.39 ID:gMIPhovIO
>>697
かっこよすぎ
この魔王になら掘られてもいい
701 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/06(土) 22:31:45.11 ID:Sih7cW8rO
>>697
かっこいいな。
俺の中ではイマイチ固まってないが、チャンピオンで出てきたヴォルケン?あんな感じをイメージしてる。
戦乙女「…ばか」
魔王「馬鹿言うな」
戦乙女「い、いっつもそういう事、言うからだ!」
魔王「け、結構…勇気、いるんだぞ…」
戦乙女「…あ、アタシも…魔王、一筋…だからなっ」
魔王「あぁ…(////」
戦乙女「…(//////」
702 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/06(土)
22:34:42.30 ID:0ll7oyCA0
俺がイメージしてたのと同じでワロタ
戦乙女はもしかしてマイティハートをイメージして書いてんのか?
703 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/06(土) 22:40:13.64 ID:Sih7cW8rO
>>702
いや、そういう訳ではないけど。
一応、黒髪ロングつり目巨乳の男勝りって感じで書いてはいる。
704 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/06(土)
22:41:45.79 ID:GhvdyOVc0
うめえwww
俺はスーツ着たサラリーマンみたいなの想像してたわ
メガネかけてて普通な感じの
750 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 07:03:07.86 ID:u3awbYNnO
ガタッ、ドタバタッ!
戦乙女「ん…どうしたんだ…」
魔王「いや、よく分からんが、魔物の突然変異らしい…」
戦乙女「アタシも行く…?」
魔王「あぁ、構わんよ」
魔王「…何だこれ…」
魔獣使い「お、オスのあばれうしどりが急に凶暴化して他のあばれうしどりのオスを襲い始めて…気が付いたら交尾を始めていたんですぅ…」
魔王「…何か、脚の感じも違うな…まるで…」
戦乙女「…豚みたいだな」
756 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 07:20:58.40 ID:u3awbYNnO
魔王「とりあえず、だ…」
魔獣使い「魔王さまー、変異種の隔離、終わりましたー」
魔王「んじゃ、ちょっとこれで様子見てくれな」
戦乙女「…ホモ牛鳥豚尻…」
762 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 08:16:07.93 ID:u3awbYNnO
魔獣使い「…この際ですから、魚も掛け合わせてみませんか?」
魔王「どの部分に?」
戦乙女「頭!頭と背中!」
魔王「…できそう?」
魔獣使い「多分、何とか…」
戦乙女「さかなぶたうしどり…じゅるり」
765 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 08:52:07.70 ID:u3awbYNnO
シュンッ
女勇者「おーい、魔王ー」
女魔法「いるー?居たら返事しなさいよー」
魔王「んー?あぁ、お前らか。戦乙女、お茶いれてやってくれー」
戦乙女「………」
女魔法「安心なさいな、別に取りに来た訳じゃないから」
戦乙女「…わかった。ほら、紅茶だ」
767 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 08:56:53.29 ID:u3awbYNnO
女勇者「アンタさぁ、竜王って知ってる?」
魔王「まぁ、な。あの人がどうかしたのか?」
女勇者「最近、またこっちの魔族が向こうに出てきてるのよね」
女魔法「で、そいつらが言うには、竜王様の命令により~…ってね」
魔王「ふむ、おかしいな…」
768 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 09:03:07.36 ID:u3awbYNnO
魔王「竜王さん…こっちでは竜王妃さんって言うんだが、あの人は争いとか好まないんだよ。廃屋壊したりもできないんだからなぁ」
女魔法「…ふむ、おかしいわね…」
女勇者「その人に話を聞くことってできる?」
魔王「あぁ、大丈夫だと思うぞ。戦乙女、一緒に行くか?」
戦乙女「あ、当たり前だっ!」
769 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 09:05:48.52 ID:u3awbYNnO
ばっさばっさ
魔王「…戦乙女、俺、自分で飛べるから…」
戦乙女「いいの!」
ぎゅぅっ
771 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 09:13:00.72 ID:u3awbYNnO
魔王「こんにちはー。姫ちゃん、おかーさんいる?」
竜王姫「あ、魔王のおにーちゃん!おかーさん、いるよー」
魔王「じゃあ、案内してくれるかな?」
竜王姫「うんっ♪こっちだよー」
772 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 09:17:36.64 ID:u3awbYNnO
竜王姫「おかーさんっ、魔王のお兄ちゃんが来たよーっ」
魔王「竜王妃さん、お久しぶりです」
竜王妃「あらあらあら、珍しいわねぇ。最近魔王ちゃんが来てくれ無いから、寂しくしてたのよぉ?」
魔王「いやぁ、俺も結婚したんで。大事な人が居るのに、流石に一人でのこのこ来れないですよー」
女魔法「…でかいわね…」
女勇者「…ちち、ね…」
戦乙女「…大事な人…/////」
773 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 09:22:54.25 ID:u3awbYNnO
魔王「かくかくしかじか…と言う訳で、何か知りませんか?」
竜王妃「うーん…私に覚えは無いわねぇ…具体的な被害は、どんな感じなの?」
女魔法「えーっと…建物の倒壊や人死には無いのですが、隊商がいくつか襲われて食料が奪われていますね」
女勇者「後、村人や町人が何人か襲われているのよね。うち一人は逃げる最中に転んで腕を骨折、仕事が出来ない状態よ」
779 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 10:06:02.09 ID:u3awbYNnO
竜王妃「うーん…魔法使いちゃん、奪われた物と、襲われた人たちの職業、襲われた場所をリストアップできるかしら?」
女魔法「あ、はい…一応ここに…」
魔王「何か思いついた事でも?」
竜王妃「…襲われた人は全員飲食店勤務で、場所はバラバラ…奪われたものは食料品ばかりで、辺り一帯に食べこぼし等は無いのね…」
785 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 10:47:09.70 ID:u3awbYNnO
竜王妃「…姫ちゃーん、ちょっとこっちにいらっしゃーい♪」
竜王姫「(ビクッ」
女勇者「え…?」
女魔法「まさか…」
戦乙女「こんな小さな子が…?」
786 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 10:50:53.54 ID:u3awbYNnO
竜王妃「あれほどお母さんの部下の人を困らせちゃダメって言ったでしょっ!!」
お尻ぺんぺんっ!
竜王姫「ご、ごめんなさぁいっ!」
魔王「まぁ、竜王を冠する人は竜王妃さんと姫ちゃんだけだからなぁ…」
竜王姫「ぐすっ、ぐすっ…」
戦乙女「あれ…旦那さんは…?」
竜王妃「私たちの家系は、女系家族だからー。子供を産むときだけ、男のヒトに協力してもらうのよぉ」
のしっ
魔王「竜王妃さん…重いです…胸…」
787 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/07(日)
10:53:31.13 ID:mrSEn+sqO
まさか魔王…
788 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/07(日)
10:53:58.31 ID:XDxYp1WLO
え…?
協力してくれた男性ってまさか…
789 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/07(日)
10:56:51.15 ID:BTTwgjEc0
>787-788
でも魔王って結婚前は童貞じゃなかったっけ?
794 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 11:03:24.25 ID:u3awbYNnO
女勇者「え?え?え?」
竜王妃「あらあらうふふ♪」
女魔法「でも、魔王って童貞…」
魔王「童貞ゆーな。思い出させるな」
戦乙女「…魔王…」
魔王「お前らに…朝起きたら精巣が切り取られていた時の絶望感が分かるか…?」
竜王妃「だってぇ…魔王ちゃん、全然ノってきてくれないんだもぉん…」
魔王「くっつけてベホマして治ったからよかったものの!」
798 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 11:16:00.77 ID:u3awbYNnO
竜王妃「ねぇ、もう一人欲しいのよぉ」
のしっ、ぽよんっぽよんっ
魔王「やめてくださいってば…俺にはもう戦乙女がいるんです!」
竜王妃「戦乙女ちゃぁん、アナタの旦那さま、すこぉし貸してくれないかしら?」
戦乙女「だ、ダメだっ!だめっ」
ぎゅぅっ
807 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/07(日)
11:34:31.13 ID:XDxYp1WLO
精巣切り取るって…想像しただけでも痛いわ…
魔王と戦乙女物騒な考えに至ったなww
魔王のちゅどんがまた見れるか…?
808 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 11:41:28.63 ID:u3awbYNnO
竜王妃「魔王ちゃんの精子ぃ…」
魔王「精子とか言わない!ダメですよ、あげません」
竜王妃「くれないと私…姫ちゃんを甘やかしちゃうかも…」
女勇者「!」
女魔法「!」
809 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/07(日)
11:42:42.91 ID:EnPyWOp60
恐喝ktkrwwwwwwwwww
813 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 11:53:11.48 ID:u3awbYNnO
がばっ!
女勇者「ささ、竜王妃さま、ずずいっと!」
女魔法「手足は拘束しておきますのでっ!」
魔王「ちょ、お前ら、洒落になんねーって!やめっ、おいっ!」
女魔法「向こうの世界の平和のためよ!」
女勇者「そのためには一人くらいっ!」
818 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 12:12:12.49 ID:u3awbYNnO
竜王妃「あらあらうふふ…じゃあ、お言葉に甘えて♪」
魔王「お前らマジでやめろって!この人の言うことは」
ざくっ
魔王「………(ぱたんきゅ」
女勇者「あ」
女魔法「あ」
竜王妃「うふふ、早速頂きまぁす♪」
戦乙女「ま、魔王っ!」
819 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/07(日)
12:13:27.61 ID:XDxYp1WLO
痛てえええええええええええええええええええええええええええええええええ
820 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 12:14:33.62 ID:u3awbYNnO
ベホマ!
魔王「…いつかてめぇらの世界滅ぼしてやるからな…」
女勇者「ご、ゴメン…」
女魔法「まさか切り取るとは思わず…」
戦乙女「大丈夫か?大丈夫か?」
魔王「あぁ、大丈夫だ…今度大規模な土木関連の申請書出すから準備しといてくれ。もちろん、向こうの世界のな」
824 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 12:22:24.81 ID:u3awbYNnO
魔王「てめぇらの生まれ故郷にサヨナラ言っとけよ」
女魔法「え、ちょ、本気で言ってんの!?」
魔王「お前ら、意識がある中で子宮抉り出されるのとどっちがいい?」
女勇者「………」
魔王「じゃあな」
バシルーラ!
825 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
投稿日:2008/09/07(日) 12:23:58.26 ID:tIW/pRLV0
魔王マジ切れwww
でも仕方ないwww
830 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 12:35:31.69 ID:u3awbYNnO
魔王「えー、落ち着いて避難してくださいねー。大事な物は係のグリズリーたちに言って貰えれば運び出しますが、あまり沢山はご遠慮ください。はい、押さないでー」
戦乙女「…本当にやるのか…」
魔王「流石に俺だってキレる時もある」
戦乙女「じゃあ、何で避難させてるんだ…?」
魔王「村人に罪は無いからな。はい、みなさんこちらにどうぞー。テントを支給しますからねー」
戦乙女「………」
831 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 12:40:28.63 ID:u3awbYNnO
戦乙女「…やめてくれって言ったら…?」
魔王「流石にお前の頼みでも無理だわ。村を壊すのをやめて、二人を殺せって言うならまだしも」
戦乙女「………」
魔王「避難は終わりましたかー?この村は塵となりますよー。赤ちゃんや老人、ペットは大丈夫ですかー?」
老人「何で…何で村を壊すんじゃぁ…」
魔王「こちらの村出身の魔法使いさんが、俺に酷いことをしたんですよ。この後、■■の村も同じ様にします」
833 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 12:43:08.59 ID:u3awbYNnO
魔王「大丈夫ですねー?では、いきまーす。3、2、1、ふぁいあー」
ちゅどんっ
魔王「はい、ご苦労様ですー。では、1世帯辺り20000Gの補助金を出しますのでこちらへどうぞー。はい、お名前は?」
戦乙女「………」
837 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/07(日)
12:44:37.60 ID:XDxYp1WLO
補助金ワロタwwwwwwww
838 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 12:45:43.76 ID:u3awbYNnO
戦乙女「…あのさぁ、壊すならわざわざ補助金とか出さなくても…」
魔王「だって、困るだろ?家が無くなってテント生活でさ。頭金くらい渡さないと」
戦乙女「…魔王がよく分からない…」
魔王「ま、壊すなら後始末もつけなきゃなー」
840 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 12:48:33.21 ID:u3awbYNnO
魔王「あー…」
戦乙女「…どうするんだ…?」
魔王「勇者の実家って城下町だったんだな」
戦乙女「ルイーダの酒場あるしな」
魔王「まぁ、避難させるしか」
戦乙女「………」
魔王「とりあえず、王様の所に行って、話つけるか」
戦乙女「…任せる」
841 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/07(日)
12:48:42.79 ID:FNSNUIU10
スライムの心が欲しい。
845 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 12:55:19.84 ID:u3awbYNnO
魔王「と、言うわけで、町を滅ぼしたいんですよ」
王様「…まぁ、わしも男だからその痛みも解るが…その、何だ。やり過ぎじゃないか?」
魔王「流石にねぇ…やめろって言ってもやめなかった訳ですから、やめろって言われてやめる訳には…」
王様「うーむ…」
魔王「王様も、勇者の血筋を絶やしたくないでしょ?」
王様「まぁなぁ…勇者と勇者の母親、オルテガを塵にされるくらいなら…って、何でおぬしはわしにそんな事を言うんじゃ?」
魔王「民に罪はないですからねぇ」
846 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 12:59:34.93 ID:u3awbYNnO
魔王「まぁ…夜中にでもこっそりやらせて貰うことにします」
王様「え、それもこまるぞ!?」
魔王「じゃあ、今からやります?民ごと」
王様「むむぅ…」
魔王「くぴ、くぴ、くぴ」
王様「まぁ、わしからはやっぱり了承は出せんよ。王様じゃから」
魔王「でしょうねぇ…とりあえず、報告って事で。城下町の人には俺から訳を話して置きますから」
851 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 13:06:41.47 ID:u3awbYNnO
魔王の飲み物→エルフの飲み薬
ちゅどんっ
ぎゅいんぎゅいんぎゅいん
女勇者「久しぶりだねぇ、アリアハンも」
女魔法「まぁ、二人で何とかなってた訳だしねぇ。でも、そろそろ可愛い男のコでも仲間にしたいわねぇ」
女勇者「私は断然イケメンねっ!……え?」
女魔法「…建物…あれ?」
853 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 13:10:01.50 ID:u3awbYNnO
女勇者「町の人は…町の人は無事なの!?」
女魔法「酷い…一体何が…」
村人男「…酷いのはどっちだよ…(ボソッ」
女魔法「何っ!?今喋った人、出てきなさい!」
女勇者「心なしか…凄く白い目で見られてるような…」
861 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 13:25:05.29 ID:u3awbYNnO
女魔法「ワケが分かんないわ…さっさとルイーダの酒場で仲間、探しましょ」
女勇者「う、うん…」
ルイーダ「悪いけど…貴女たちに紹介できる人は居ないわ」
女魔法「な、何でよっ!」
ルイーダ「誰もなりたがらないのよ、貴女たちの仲間にね。お引き取り願うわ」
女勇者「ど、どうして…」
勇者母「勇者っ!帰ってたのね!」
863 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 13:31:44.88 ID:u3awbYNnO
勇者母「アンタは…アンタはっ!何てことしてくれたのっ!」
女勇者「お、お母さん、ちょっと待って、全然わかんない!何のことを言ってるのよっ!」
勇者母「私は…私は恥ずかしいっ!こんな子に育てた覚えはありませんよっ!」
女勇者「だから、一体何を…」
勇者母「これを見なさいっ!これは、これはアナタでしょ!」
女勇者「これは…写真を引き伸ばした…っ!!?」
864 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 13:34:59.53 ID:u3awbYNnO
戦乙女「そういえば、あの写真って…」
魔王「あぁ、大目玉が撮ったんだ。いつもは褒められたものじゃないが、今回ばかりは役に立ったな」
戦乙女「…盗撮?」
871 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 13:55:53.42 ID:u3awbYNnO
女魔法「これ…あの時の…」
女勇者「じゃ、じゃあこれ…魔王がやったの!?」
女魔法「許せないわね…」
勇者母「何が許せないよ!元はと言えば、アナタが!アナタたちがいけないんでしょうっ!」
女勇者「で、でも!」
村人男「でもじゃねーだろ!魔王さんはなぁ、わざわざ俺たちを避難させて!家が新しく建つまでのテントまで貸してくれて!新しい家のための補助金まで出してくれて!」
村人女「バラモスを倒したのも魔王さんなんでしょ!?それなのに、あなたたちは!」
872 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/07(日)
13:57:28.83 ID:YfIccYg10
勇者達フルボッコwww
でも村人が魔王をさん付けって違和感がwwww
891 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 15:29:01.97 ID:u3awbYNnO
女魔法の村
女魔法「もしかして、とは思ったけど…」
女勇者「やっぱりここも…なのね」
女魔法「………」
女勇者「魔法使い…」
女魔法「………謝りに、行きましょう…」
女勇者「で、でも…実際切ったのは…竜王妃さんで…」
892 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 15:37:35.11 ID:u3awbYNnO
女魔法「でも…それを助長したのは私たちよ」
女勇者「…うん」
女魔法「今回はまだ、魔王の理性が残ってたからいいわ。あのマダンテ…最大出力なら、村のあった土地ごと消せるハズだもの」
女勇者「………」
女魔法「もともとこちら側の戦乙女がいるからって、調子に乗っていた部分もあるし…謝るのが一番よ」
895 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 15:41:21.41 ID:u3awbYNnO
女魔法「準備はいい?」
女勇者「う、うん…紅茶の葉っぱ、苗、菓子オリ、野菜の種色々…」
女魔法「うん…ルーラ!」
ぎゅいんぎゅいん
すたっ
戦乙女「あれ…女勇者と女魔法じゃないか。どうかしたのか?」
897 名前:デニッシュ小倉
◆zoVbRgfYJA 投稿日:2008/09/07(日) 15:44:24.34 ID:GLKJwV8kO
切られた時の痛みは忘れられんだろ・・・
898 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/07(日)
15:48:09.82 ID:ergudr6+0
痛みより喪失感のがありそうな気が
901 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 15:50:59.54 ID:u3awbYNnO
女魔法「魔王に謝りにきたんだけど…魔王は?」
戦乙女「城に今回の件の報告に行ってるぞ。もう少しすれば帰って来ると思うが」
女魔法「そう…じゃあ、また後で来るわ。私たちが来たと言うことだけ、伝えて置いてくれる?」
戦乙女「それは構わないが…待っていればいいんじゃないか?」
女魔法「そういう訳には…」
魔王「ただいまーっと…あれ、どうしたんだ、お前ら」
902 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 15:56:10.11 ID:u3awbYNnO
女魔法「魔王…丁度よかったわ。この間の事、謝りに来たの」
魔王「別に気にしなくてもよかったんだぜ。もう気は済んだんだし」
女勇者「気は済んだって…アンタ…!」
魔王「先に仕掛けたのはお前らだからなぁ。痛かったんだぜ?」
女勇者「だからって村を!」
女魔法「勇者っ!!」
903 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/09/07(日)
15:57:44.73 ID:+vdtLE++0
勇者うぜえ
906 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 16:00:50.41 ID:u3awbYNnO
女魔法「…ごめんなさい。今日は謝りに来たんだから、勇者の言うことは気にしなくていいわ。これ、お菓子と紅茶と、向こうの作物の種だけど…」
魔王「…まぁ、何だ。茶淹れるから、飲んでけ」
女魔法「じゃあ、お言葉に甘えて」
魔王「村人たちはどうしてた?病気やら餓えやら無かったか?」
女魔法「ええ…皆、その後の対応には喜んでたわ。私たちが悪者扱い。仕方ないけれどね」
魔王「そうか、良かった」
911 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 16:07:23.15 ID:u3awbYNnO
魔王「ほれ、紅茶と茶菓子。お前らが持ってきたやつを使わせてもらったぞ」
戦乙女「いい香りだな…」
女魔法「良いものだから。多分、向こう側で一番美味しいお茶だと思うわ」
魔王「補助金の話は聞いたか?」
女魔法「えぇ、20000Gずつ貰ったって。よかったの?そんなに沢山」
魔王「まぁ、私怨に巻き込んじまった訳だしな。それなりの家が建つだろ」
女魔法「アリアハンならともかく、私の村だったら前の家が3件建つわよ?」
魔王「この際だし、町レベルまで上げればいいだろ」
912 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 16:10:34.57 ID:u3awbYNnO
女勇者「…ごちそうさま。先に帰るね」
女魔法「勇者!」
女勇者「ルーラ!」
ぎゅいんぎゅいん
女魔法「…ごめんなさい…」
魔王「構わんよ」
戦乙女「…王様の話は、聞いたか…?」
女魔法「ええ。私だけだけれど…」
戦乙女「………」
魔王「ま、終わった事だし、気にすんな。ほらほら、食え食え」
914 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 16:17:13.25 ID:u3awbYNnO
勇者母『こんな生き恥かかされて、町の人たちにも迷惑かけるくらいなら、アンタと一緒に消された方がマシよ!』
女勇者「………」
女勇者「魔王は、人を助けて、景気を良くして、ちゃんと後のことも考えてて…」
女勇者「…私たちは…私は…傷付けただけで…」
女勇者「でも…でも…!」
女勇者「…私たちが助けた村…魔王と、関係無い…」
女勇者「眠りの村ノアニールも…盗賊カンダタが出たロマリアも…ヤマタノオロチがいたジパングも…関係無い…?」
女勇者「私は…私は…」
917 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 16:24:55.70 ID:u3awbYNnO
魔王「なぁ…勇者、大丈夫か?」
女魔法「え…?」
魔王「いやな、戦乙女から聞いたんだが、お前らが色々と救ったりした村や町があるだろ?」
女魔法「ええ…ノアニールの眠りの呪いを解いたり、盗賊を捕まえたり、偽王を倒したり、ヒミコに化けたヤマタノオロチを倒したり…それがどうかしたの…?」
魔王「いやな…それ、俺と全く関係無いんだよな。ノアニールはエルフだし、盗賊もヤマタノオロチもボストロールも、俺とは無関係なんだよ」
女魔法「…もし、それに勇者が気付いたら…!」
魔王「思い詰めて自殺でもするかね?」
戦乙女「…自己犠牲以外の自傷行為は、復活の対象にならないんだったか…っ!急ごう!」
女魔法「ええ!」
923 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 16:28:21.61 ID:u3awbYNnO
女勇者「私は…何にも関係無い事を…魔王に被せて…」
女勇者「傷付ける事しか…」
女勇者「私とは冒険したくないって…」
女勇者「………サイテーだよね」
女勇者「…バイバイ、みんな…お父さんと、一緒の所に…行きます…」
ネクロゴンド火山、火口
927 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 16:32:36.65 ID:u3awbYNnO
一応、メガンテとメガザルは仲間を助ける行為と判断しています。
キリスト教では自殺は最大の禁忌で、間違いなく地獄行きだとか。
ゆらっ…ひゅぅぅぅ…
女勇者「お母さん…ごめんなさい…」
ひゅぅぅ…ばさっばさっばさっ
女勇者「………?」
夢魔「勇者さん、こんな所に飛び込んだら、とろけて死んじゃいますよー?」
女勇者「え、え、僧侶!?」
夢魔「あはは、今はサキュバスですけどねー。んしょ、んしょっと」
ばさっばさっばさっ…とさっ
935 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 16:45:48.65 ID:u3awbYNnO
女勇者「何で助けたのよ…」
夢魔「たまたま目に入ったのでー」
女勇者「っ…!」
夢魔「だ、だめですよっ!自殺はダメですぅっ!」
女勇者「わ、私は…私はっ!」
937 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 16:50:25.29 ID:u3awbYNnO
夢魔「何で…何で死のうとするんですかっ!」
女勇者「私は…私は、皆に…勇者なのに…っ」
夢魔「いけない事をしたなら、それを上回る良いことをしないとダメです!」
女勇者「………」
夢魔「誰かを不幸にしたなら、同じくらい誰かを幸せにしなきゃダメです。私は今はサキュバスですけど…懺悔、聞きますよ?」
女勇者「う…う…うわぁぁああああんっ!!」
939 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 16:54:34.96 ID:u3awbYNnO
ばさっばさっばさっ
戦乙女「居たぞっ!」
女魔法「あそこにいるのは…僧侶?」
戦乙女「…大分、落ち着いているみたいだが…」
女魔法「…しばらく、潜みましょうか」
魔王「さぁて…5人分くらい作っとくか、夢魔も来るかもしれんし…」
940 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 16:58:15.29 ID:u3awbYNnO
女魔法「戻ったわ」
戦乙女「ただいまだ」
魔王「おう、お帰り」
女勇者「えと…その…」
魔王「あー…なんだ、その…」
女勇者「ご、ごめんなさいっ!」
魔王「……いや、こっちもだ…悪かったな、やり過ぎた」
夢魔「私もいますよっ!」
魔王「よう、やっぱり来たか」
941 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 17:01:22.44 ID:u3awbYNnO
魔王「ほれ、魚豚牛鳥のXボーンステーキだ。腹一杯食え」
戦乙女「頂きますっ」
女魔法「美味しいわね…4種類のお肉が味わえるなんて…」
夢魔「勇者さん、ほらほら、あーんしてくださいっ♪」
女勇者「え、ちょ、ちょっと…んあ…むぐむぐ…」
魔王
女魔法『………』
戦乙女
942 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
投稿日:2008/09/07(日) 17:02:05.01 ID:1KUlZ5Cz0
女魔法ぼっちwww
948 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 17:12:56.99 ID:u3awbYNnO
女魔法「じゃあ、私は魔王ね。はいっ」
魔王「むぐっ!?んっ、ごくんっ…お前、怪我しそうな勢いでフォーク突き出すなっ!」
戦乙女「………」
魔王「……ほれ、戦乙女」
戦乙女「(ふるふるっ」
魔王「?」
戦乙女「…(ぱくっ、もぐもぐもぐ…んちゅっ」
魔王「んむっ!?む、むぐ…ごくん…口移しとは…」
女魔法「あら、じゃあ私も…」
魔王「やんな」
950 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 17:16:21.68 ID:u3awbYNnO
竜王妃「魔王ちゃーん、遊びに来たわー♪」
竜王姫「魔王のお兄ちゃんっ、お兄ちゃんのお菓子が食べたーいっ!」
ゾーマ「ごるぁ!仕事任せっぱなしとはどういう事だーっ!」
大目玉「これはっ、シャッターチャンスですかぁっ!?」
951 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 17:18:51.93 ID:u3awbYNnO
そして、今日も賑やかに魔王の家の夜は更けて行くのでした。
魔王「だから、竜王妃さんはいい加減に諦めてくださいっ!」
竜王妃「だってぇ、できなかったんだもーんっ♪」
戦乙女「ダメ!ダメだっ!切るのは禁止っ!」
女魔法「じゃあ、直接ずぶっと…」
戦乙女「もっとダメだぁっ!」
969 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 18:07:39.88 ID:u3awbYNnO
ぇー。
んじゃ、少しだけ
魔王「………」
ゾーマ「へへっ、どーだ、スゴいだろ!」
魔王「いや、かなりキモい。気持ち悪い」
ゾーマ「なんだとー!カッコイイじゃないかっ!」
魔王「…だって、青いんですよ?」
971 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 18:09:34.39 ID:u3awbYNnO
ちなみに、擬音ね。擬の字、疑じゃないの。
魔王「ってか、よくもまぁ、復活させましたね…」
ゾーマ「急所を一突きで死んでたからねぇ」
魔王「あー…そういえば」
ゾーマ「流石にマダンテ?あれだったら無理だったろうねぇ…」
974 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 18:11:19.58 ID:u3awbYNnO
魔王「で、ただ復活しただけなら瞬殺でしょ?」
ゾーマ「ぬかりないよっ!骨は全部引っこ抜いて、オリハルコン合金で再構築してあるから!」
魔王「合金って…」
ゾーマ「うん、オリハルコン、足りなかったの」
977 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 18:13:15.72 ID:u3awbYNnO
ゾーマ「骨もちゃんとリサイクル!」
魔王「…ガラスープとか、飲みたくないですよ?」
ゾーマ「そんなことしないよー。ちゃんとノリでくっつけて、表面をMCしてー」
魔王「MC?」
ゾーマ「マグネットコーティング」
978 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 18:15:05.12 ID:u3awbYNnO
魔王「………」
ゾーマ「後は起動実験!成功したら、噛ませ犬にしようと思うの」
魔王「…まぁ、いいんじゃないですか?」
ゾーマ「よぉし、バラモスブロス!バラモスゾンビ!ふっかぁつっ!」
ぽちっ
981 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 18:17:52.45 ID:u3awbYNnO
ブロス「死んだハズなのに復活するのはお約束!強くなるのもお約束!」
ゾンビ「カクカクカク」
ブロス「一つの死体から二つのモンスター!お徳だねぇ、お徳だよぉ」
ゾンビ「カクカクカク」
ブロス「そんな俺たちバラモスコンビ!でも1匹ずつのお相手っ!」
ゾンビ「カクカクカク」
魔王「…すげームカつく」
ゾーマ「…うん、私も」
982 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 18:19:27.77 ID:u3awbYNnO
魔王「…ゾーマさん」
ゾンビ「カクカクカク」
ゾーマ「ん?」
ゾンビ「カクカクカク」
魔王「壊していいっすか?」
ゾンビ「カクカクカク」
ゾーマ「…うん、許可する」
ゾンビ「カクカクカク」
984 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
投稿日:2008/09/07(日) 18:20:29.02 ID:I5Uh/jXj0
ひwどwいw
985 名前:擬音
◆GION/eLscs 投稿日:2008/09/07(日) 18:20:51.11 ID:u3awbYNnO
お前ら、エルフの飲み薬の準備はいいか?
魔王「くぴ、くぴ、くぴ」
ゾンビ「カクカクカク」
ゾーマ「じゃあ、私は避難するから」
魔王「はい」
ゾンビ「カクカクカク」
987 名前:擬音 ◆GION/eLscs
投稿日:2008/09/07(日) 18:23:04.15 ID:u3awbYNnO
魔王「マダンテ」
ちゅどんっ
コメント
この記事へのコメント
名無しの仲良しさん 2008/09/08(月) 14:17 ID:-
おもろいw
名無しの仲良しさん 2009/02/11(水) 20:57 ID:-
OMOROIwwwwwwww
久しぶりに萌えたなあ。ドラクエのこういうのは実は魔王がいいやつだから楽しい。
また、何かドラクエかFFかで作りなよ>>1wwwwwww乙!
元僧侶のサキュバスってのも・・・こう、熱い物があるよな。嫁に欲しい。
今まで空気だったのに927で出てきたのは違和感があるが脇役派の俺に死角はなかった。
この記事へのコメントを書く
トラックバック
この記事へのトラックバックURL
http://aln1025.blog39.fc2.com/tb.php/102-c88ccf56
この記事へのトラックバック